終活のいいとこ教えます!勝田の終活情報ダイアリー

2017年06月28日

終活を行なうことが当たり前になった背景

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最近では、生前に遺影に使う写真を撮影したり、骨壺を購入するなどといった人生の締めくくりの準備である終活をする人が多くなっています。以前は、葬式など死をイメージすることを考えることはタブー視されているようなところがありました。

最近では、自分らしい人生の締めくくりを前向きに捉える人が増えてきました。その背景には何があるのでしょうか。それは、核家族化が進んだためです。戦前には子供の数が7、8人だったものが、現代では子供が1人という人も少なくありません。

子供の数が多かった時代ではできた、親の老後の面倒や故人の後始末を兄弟で分担するということが難しくなりました。そこで、子供に負担をかけないために生きているうちに自分でできる範囲のことをしておこうという風潮が広がりました。

次に、具体的な終活の内容にふれていきます。まず最初に行なうことが、エンディングノートや遺言状の作成です。エンディングノートは、書店や文具コーナーで置かれていたり、葬儀会社などが生前申込みをした人を対象に配布しています。

これは、認知症などに罹患する前の段階で書く必要があります。次に、生前整理です。一人暮らしをしていた老人が、孤独死してしまうケースが増えています。そのようなケースになってしまった場合、離れて暮らす子供や遺品整理業者に片づけをする負担がかかります。

そのような事態を防ぐために、不要なものは早いうちに処分しておくという行為です。また、物だけでなく通販サイトなどにログインする際に使用するIDやパスワードなどインターネット上の登録情報や電子データなども元気であるうちに整理しておきましょう。

次に、終末医療に関する意思表示です。人工呼吸器などをつけるといった延命治療をするか否かの意思表示がこれにあたります。最近は延命治療を選択せずに自然な死を望む人が多いようです。そして、葬儀をどのように行なうのかという意思表示も終活の一つです。

葬儀のスタイルも多様化しており、家族のみで行なう家族葬や亡くなった病院から火葬場へ直接遺体を搬送する直葬に、生きているうちに葬儀を済ませる生前葬などがあります。その背景には、雇用情勢の悪化などにより葬儀にお金をかけられない人が増えたといった理由や人との付き合いが希薄になったことや核家族化が進んだというものがあります。また、生前に葬儀に使う遺影を撮影したり、骨壺を購入したり、BGMに使う曲を決めておくなど納得のいく自分らしい葬儀を行ないたいと思う人もいます。最後に、埋葬の方法の意思表示です。以前は、お墓を購入してそこに納骨するということが一般的でした。しかし、葬儀の形態が多様化した理由と同様に、高いお墓を購入できるだけの資産がないという人やお墓を守る後継者がいない人も増え、永代供養墓やロッカータイプの納骨堂、さらには海や山に散骨するという選択もでてきています。

● 参考
利用者多数!!葬儀専門のサイトは「お葬式ナビゲーション」オフィシャルSITE
ososhiki-navigation.com
>> オフィシャルサイト